no.93
ピーピー泣いていた、弱かった宝塚の下級生の頃、
先輩から頂いたアドバイスのひとつ。不幸な気持ちは不幸を呼ぶと!
『その人と友達にでもなりたいのならともかく、そうじゃないなら、
嫌いな人のこと考えていても、気分が良くなるわけ無い‥‥無駄無駄!』と。
『どうせなら好きな人のことを考えて幸せになりなさい』と。
その通りなんだけど、なかなかそう割り切れないのが人間で、
頭ではわかっているけど‥‥、万人に好かれたいと望んでしまう若い時…
でも、確かに…無駄…だよね
考えていても状況が変わる訳じゃなし、心中から遠去けること、忘れることも能力だ。
あの日から、私は少し大人になった。
ー宝塚下級生時代の想い出ー
no.45
宝塚時代の3番手の頃、その辺りはある程度演劇を
わかって来て、頭でっかちになるものなのである。
兎角何事も考え過ぎる。そして空回り、成果なし、
進歩なしという時期がある。
めちゃめちゃ楽天的な先輩が、残って自主練習している私に
この言葉を言い放った。単純‥引っかかった、単純と言う言葉。
そうか、シンプル イズ ベスト ってヤツだ!!
でも自論も出来た、あらゆる事を試したあとの
シンプル イズ ベスト!それこそが 真のベストだと!
no.40
私の顔は丸く、エラもはっている、身体も女性らしい体型だ。
よく男役をやれていたなあ〜と振り返って思う時がある。
周りはスラッとした面長の男役も多く、かなり悩んだ時期が
あったのも事実‥。そんな時、友達に言われた一言!
『変えられない事で悩んでても、今後も何も変わらないんだよ、
時間の無駄、悩んだ心も勿体無いね〜!』と。
はい、その通りです!!(^^;)
そして私は、そんな私でも男役として成り立つ為の努力を、
その術を、魂を込めて生み出したいと心から思い、前へ進んだ!
ー男役としての悩みー
no.26
本当です〜(o^^o)
顔を咲かせて芯から美しく、そしてお金もかかりません (^^)v
人の笑顔を見て、自分も咲顔になる時ありませんか?
そう言えば、そんな娘役のトップさんがおりましたよ。
彼女のクシャッとした笑顔に出会うと毎回、心から咲顔になれた。
芸能人は笑顔を作らなくてはいけない時もあるけど、
彼女みたいに心からの咲顔をしたいなあ〜と私はよく思った。
ー元雪組トップ娘役、神奈美帆さん 1983〜1988 ー
no.21
まっ白なご飯だけでも、おいしいと感じられれば、
それはその人にとってご馳走なのです。
幸せも同じ、そう思えたらそれは幸せなのです。
音楽学校に入って、あまりの厳しさに、失敗を恐れて外出しなくなった時、
お腹が空いて同期のお部屋を渡り歩いた。
その時、サンドイッチの箱にパセリだけが残っていた。
それを貰って食べた。凄まじく美味しかった‼︎
甘みと苦味の絶妙なバランス!それから私の好物はパセリになった(笑)
劇団に入ってから、ファンの方のプレゼントがパセリのブーケだったり
クリスマスツリーだったり。
このマイブームは3番手時代まで続いた。 (^^)
ー想い出の昭和 52年から7年間ー
no.20
恥をかいてもいいから前へ進む
それが大人になる近道だ。
no.13
宝塚のトップになる前、寝る間も無いくらい稽古して入院したことがあった。
情けないって自分を責めたら、親友に言われた。
『そんなに頑張ってる自分の身体や心に感謝しないと自分が可哀想そう‥』って。
身体さん、ありがとう!声ありがとう〜、私ありがとう〜って言ってみたら、
涙が溢れて肩の力がスーっと抜けた‥ちょっと驚いた。
(1989年 ムッシュ・ド・巴里/ラ・パッション)
no.7
早く抜擢され孤独感いっぱいだった宝塚の下級生時代、
いい言葉をいっぱい投げかけてくれる友が一人だけいた。
たくさんの人、思い、に囲まれて癒されてる感覚になった。
言葉の力って凄いって思った。
no.1
宝塚の退団公演の歌の中に『今が一番若いのだと気がついた』と言う歌詞があった。
卒業して羽ばたいて行こうとする私に、先生がプレゼントしてくれた言葉だ!
なんて素敵で怖れを忘れるフレーズなんだ、とその時感じた。
そして今は『今が一番元気です!』と言える自分を目指している