no.45
オセロゲームを想像してください。
途中には白だ黒だと色々な状況になるけれど、
最後の最後に勝てば、オール白になり、オール黒にもなる。
人生も、振り返ってみると、途中は色々なことがあったり、
辛いことも多々あるけれど、最後まであきらめることなく歩み続けて、
ラストにこれで良かったと肯定出来れば、最高なのでは…と思う。
だから今を恐れるな…ゲームはまだ終わっていない。
no.44
若い時には見えなかったものが見えてきて、自分にとって何が大事かと、
大切なものが何だったのかと感じられるようになってきて、
余分なものがそぎ落とされて、なんだか心身が軽く感じてくる。
ああ、やっとここまで来たかって‥必ず思える時がやって来る。
人生はそういうものだ。歳を重ねるって素敵だ。
no.43
調子の良い時は意外に自分が見えていないものだ、
スピードが出て廻りに気づかず飛ばしてしまう。
でも弱っている時は、そこで必ず一旦停止させられる
日頃隠れていた弱点がはっきりと見えてくる。
その時こそ、ピンチはチャンスに変えられる
no.42
人の心は紙1枚を動かすことは出来ないが、岩のように重い心を動かすことは出来る
勿論ペットや景色や、癒してくれるもの、心を動かすものは
多々あるけれど、人の力って本当に凄い。
相乗効果も考えたら2倍も3倍も動くことがある。
それは芝居をしていても同じ、そんな役者さんに出逢えた時は、
自分の役が数段輝く。
人の力はやはり凄い、だからこそどんな出会いも大切にしたい。
no.41
宝塚時代の3番手の頃、その辺りはある程度演劇を
わかって来て、頭でっかちになるものなのである。
兎角何事も考え過ぎる。そして空回り、成果なし、
進歩なしという時期がある。
めちゃめちゃ楽天的な先輩が、残って自主練習している私に
この言葉を言い放った。単純‥引っかかった、単純と言う言葉。
そうか、シンプル イズ ベスト ってヤツだ!!
でも自論も出来た、あらゆる事を試したあとの
シンプル イズ ベスト!それこそが 真のベストだと!
no.40
本間さんがラジオのゲストでいらした時、この言葉をお聞きし、
とても共感を覚えました。自信のない時はまだまだ力が入るもの。
本物の力がついてこそ、初めて力まず出来るもの。
何時もこの境地を目指して、精進したいものです。
no.39
ご存知、私の故郷、宝塚の創設者である小林一三先生のお言葉。
清く正しく美しくは衆知の通りですが、当初はその前に
『朗らかに』が付いていたらしい
それを知ってから、私はあらゆる言葉に朗らかにを
付けるようになった
朗らかに一生懸命、朗らかに諦めない、朗らかに挑む、
朗らかにやり遂げる、朗らかに‥朗らかに‥
身体が軽くなる。
ちょっとした事でこんなに違うのだ。
ちょっとした事、視点を変える事は
めちゃくちゃ大切なのである。
no.38
己れが痛みを知ってこそ、わかっているからこそ、
人の痛みもわかる。
なんでも経験だ、それより尊いものはない。
今の痛みも苦しさも、必ず報われて、役に立つ。
負けることを怖れるな!
それこそ自分に勝つと言うことだ!
no.37
自然も遠くから見れば美しく完全体に見えるが、
近くで見れば 石も木も岩も、一つ一つは完璧ではない。
枯れたところあり、かけたところあり‥
完全主義になりがちな自分をちょっと振り返ってみて
不完全な自分を受け入れ、楽しんでみて‥
なんだか自分のことを好きになってきますよ!
だって、そこも確実にあなたの魅力だから
no.36
ピーピー泣いていた、弱かった宝塚の下級生の頃、
先輩から頂いたアドバイスのひとつ。不幸な気持ちは不幸を呼ぶと!
『その人と友達にでもなりたいのならともかく、そうじゃないなら、
嫌いな人のこと考えていても、気分が良くなるわけ無い‥‥無駄無駄!』と。
『どうせなら好きな人のことを考えて幸せになりなさい』と。
その通りなんだけど、なかなかそう割り切れないのが人間で、
頭ではわかっているけど‥‥、万人に好かれたいと望んでしまう若い時…
でも、確かに…無駄…だよね
考えていても状況が変わる訳じゃなし、心中から遠去けること、忘れることも能力だ。
あの日から、私は少し大人になった。
ー宝塚下級生時代の想い出ー